何気なく「コンサル」に興味がる、と言っていませんか?
コンサルやPMは学生からも人気のサービス業でありますが、大きく学生の思い描いている姿と実際にやることには乖離があります。
そんなコンサルタント・PMの働き方を具体的に想像できるように説明していきます。
コンサルタント・PM業界の仕事とビジネスモデル
コンサルとPMは一緒の括りにされがちですが、それぞれ異なることをやっているのでそれぞれ別々に説明をしていきます。
まずはコンサルタントの名前から理解していきましょう。
コンサルタントの語源は
「consult」=「相談する」
特定のスキルを持っていて、お客様が抱える問題についての本質の課題を突き詰め、それに対する解決策を考える、というのが仕事になります。
それがIT分野の知識を生かしてお客様の課題を解決するのであれば「ITコンサル」、社内の人事の改善を測るのであれば「人事コンサル」と呼ばれるようになります。
例えばお客様が「紙での業務」を行なっていて、そこをもっと業務効率化したい、と考えている場合、
実際にヒアリングやデータ分析を重ねながら紙の業務を行うことで、どこの業務で非効率な部分が出てきてしまっているか明確にし、「本当に解決するべき課題」を言い当てます。
その上で経験で得ている専門知識を使い、解決する方法までを提案していきます。
この様にコンサルタントはお客様の課題を解決すること、が最終的に求められるのです。
コンサルタントの種類によって解決する課題は異なりますが、解像度を高く、ロジックが通った考え方をする必要があります。
PMは「プロジェクトマネージメント」の略で、コンサルの様に「作るモノ」では無く、「それを作ること自体のプロジェクト」に責任を持つ働き方をします。
具体的にどういうことかと言うと、例えばITのシステム開発をする場合、コンサルタントは、作るものが実際にお客様の課題を解決するか、を考え続ける必要がありますが、
プロジェクトマネージメントは、お客様の希望する金額で、期間内にちゃんとプロジェクト(作る過程)が完了する部分に注力していきます。
こうやって聞くと大きく仕事の内容が違うように聞こえますが、同じくくりとしているのが、「目の前の課題が何かを柔軟に考え、適切なアプローチを行なっていく」と言う点で、課題解決が仕事である点においては同じと言えるでしょう。
コンサルタント・PM業界の今後はどうなる?
コンサルタント、PM共に、アプローチを行う課題が毎回異なり、時代と共に解決するべき課題は変わっていきます。
ITコンサルであれば、これまではウェブでのソリューションが多かったのが、アプリの出現と共に、解決策には「アプリ」も選択肢には含まれてきますし、Chat GPT等も使えるかもしれません。
またプロジェクト管理にしても、グローバル化に伴い、開発者の多くが外国人になり「英語」が必須化するかもしれません。
業界としては常に世の中の課題を解決していくことが求められるため、求められる仕事はありますが、その時代を先見の目を持って、本質を捉えられる能力がずっと求められていくでしょう。
コンサルタント・PM業界にはこんな人が向いている
コンサルタントやPM業界では、入社してから学ぶスキルを使って、徐々にできるようになっていく様なものです。
逆に学生の頃の強みを活かそう、として特定のスキルを使おうとしていると、それが学ぶことに対しての「弱み」になってしまうことがあります。
そのため、どんなものであっても学ぶことができる姿勢と、一つ一つのことをロジックを通して考えることができる解像度の高い思考力が求められます。
コンサルタントの働き方を見てみると、様々なフレームワーク(思考の型)が出てきますが、それを使えることよりも、どうしてそういう考え方をすると物事の本質を捉えることができるのか、をしっかりと考えられることが重要になります。
学生時代の普段から、そういう思考力を磨くことを意識的にやっているような人が求められています。
コンサルやPMは、お客様によって、時代によって解決する課題は毎回大きく異なってきて、常にチャレンジングな課題解決力が求められていきます。
入社してすぐは、バックグラウンドもあるわけでは無いので、多くの調査や、ヒアリングを行いながら、先輩の能力を盗んでいきながら大きな成長が求められます。
完全に能力主義な会社が多いため、仕事で大きな成果をあげたり、若い頃からバリバリと成長していくことを望む人にとっては面白い職場になることでしょう。
日経や外資、会社間で大きく社風や、働き方が異なってくるため、色々な会社を調べてみて、自分にあっている会社を探してみましょう。