ボスキャリのためにCFNの登録を行なったら、レジュメの記載をしていきましょう。
今回は実際にボスキャリで採用を担当した筆者がレジュメの書き方を紹介していきます。
ボスキャリのレジュメの特徴を抑えよう
ボスキャリではCFNのマイページに登録する「共通フォーマット」のレジュメを使用していきます。
このレジュメを使用して、各社への応募をしていきます。
ここまで違和感を持っていない方が多いかもしれませんが、通常の就職であれば企業ごとにエントリーシートを提出するのが普通です。
ボスキャリでは共通レジュメの1つのみ(日本語・英語あり)
ここがなぜ重要かというと、一つ一つレジュメを提出できるメリットとして「企業ごとに自分のアピールしたいポイントを変えられる」良さがあります。
ただしボスキャリで提出するレジュメは共通なので、なるべく志望度が高い企業に合ったアピールしたいポイントを記載することが戦略になります。
ただし、一つだけコツとしてボスキャリのレジュメは提出の度に「提出時点のレジュメ」が企業に提出されるので、企業ごとにレジュメを変えて提出することも可能です。
ボスキャリの当日は手持ちでレジュメを持っていき、当日企業説明を聞いて良い企業があればレジュメを提出して選考に進める「ウォークイン」の制度があります。
それに向けて事前にレジュメは完成したものを持っていく必要があります。
ここも同様に出力できるレジュメは1つのパターンですが、印刷してから内容を書き換えれば複数パターンのレジュメを作成することができます。
例えばコンサルと、広告業界を受けたい、と思っている場合には、コンサル向けの自分の強みのアピールと、広告業界向けのアピールをすることが可能になります。
企業ごとにレジュメは出し分けを行おう!
ボスキャリのレジュメの書き方はこうしよう
レジュメで大事になるのが、自由入力欄である「学歴詳細」と「自己PR」になります。
採用担当者側は、学校等の情報を見ることもありますが、履歴書の中で大きく情報量に差がつくのがここの二箇所になるので、ここをきちんと書くことをおすすめします。
企業はレジュメからどういう情報を知りたいと思っているか、という視点を持ってレジュメは記載をする様にしましょう。
企業は「この人は本当に自分の会社に合っているか」を気にしています。
以下で例を取って説明していきます。
下記の様な自己紹介があるとします。
学生時代は、様々な人との関わり合う中で、どの人も傷つけない様に自分の意見は慎重に間違っていないか検討して、なるべく円滑なコミュニケーションを取ることを心がけました。
これは企業からすると「良い場合も、悪い場合もある」ことになります。
企業が求める働き方によって、その特徴は強みにも、弱みにもなりえるのです。
企業が求める能力が何かを考えて、欲するスキルを記載する様にしてみてください。
以下の記事で詳しくこのことについては解説をしているので参考にしてみてください。
文字列は最大で3000文字入力が可能ですが、無理して埋めようとせず、シンプルに記載する様に心がけてください。
採用担当者は何十枚もの履歴書を一度に見ます。
重要なポイントが一目でわかる様に記載をしていきましょう。
◆:専攻内容
専攻内容や、学んでいる内容をわかりやすく完結に記載する
◆:詳細
専攻内容で、どんな部分に興味を持って、どういう様に自分から進んで勉強したか
企業の求める能力が見えるエピソードがあれば記載する
◆:課題活動について
課外活動として、どれくらいの努力をしてきたか、新しい環境で意識したこと、苦労したことをどう乗り越えてきたか
上記を記載する際に、採用面接官は「勉強内容とそれに課題意識を持って取り組んだ」内容は何回も見ているため、勉強した内容を細かく説明するのではなく、何に興味を持ち、自分は何を考えて行動したのか、が見えるエピソードを記入してください。
またそのエピソードは、企業が求める人物像に近いエピソードを記入しましょう。
あらゆることの学習スピードが早いことが求められる企業であれば、興味を持ったらすぐに学習して吸収を行なっていった内容、を記載しましょう。
ただしここで嘘をつく必要はなくて、あくまで企業が欲している能力で、自分に当てはまることを記載する様にしましょう。
面接の際に嘘はすぐにバレるので、自分の言葉で即興でもある程度話すことができる話を用意しておきましょう。
自己PRは完全に上記の内容と同様、企業が求める人物像に自分が当てはまっていることをアピールすることを心がけてわかりやすく記載をしていきましょう。
単純に自分の誇れる1番のエピソードを記載するだけではなくて、あくまで自分の強みとなるエピソードの中でも企業の求めるエピソードを記入することを心がけてください。
◆:自分の強み
企業にアピールできる自分の強みと、そのエピソードを記入する。
具体的な数値等で示せるものがあれば記載する。
◆:どんな学生生活を送ってきたか
企業が求める強みが分かるエピソードを含みながら、自分がどの様な留学生活を送ってきたか記載をする。
採用担当からすると、留学生の勉強量の比は日本とは比べ物にならないので、自分だと当たり前だと思っていても、アピールできる強みはあるはずです。
エントリーシートを書く際の注意点は他の記事でもまとめているので参考にしてみてください。
ボスキャリの受付が始まったら、レジュメ提出を試してみよう
ボスキャリの受付が始まったら、いきなり本命の企業に応募するのでは無く、いくつかある程度興味のある企業にレジュメの提出をしてみましょう。
その中で面接の設定がされる企業とされない企業があるはずです。
その企業ごとにどの様なレジュメの記載の仕方が刺さりそうか試しながら、慣れてきたら本命の企業にレジュメの提出を行なってみましょう。