就職活動のために面接の事前準備をしようと思っているが、何から始めれば良いのか分からない。
という方に向けて、今回は学生時代は海外で日本企業の就職活動をし、ボスキャリ等でも採用を担当した筆者が1人でもできる面接対策方法を説明してきます。
まずは質問集や、面接練習サービスを活用しよう
一番最初にやることは、面接の質問が集まった問題集や、実際に模擬面接を行えるサービスを利用することです。
このサイトでも面接の質問集を用意してますし、今後「模擬面接対策」のサービスも提供する予定ですので参考にしてみてください。
質問を用意できたら、以下のステップのことを考えながら面接の質問をこなしていきましょう。
面接では必ず「結論」から話す意識を持とう
面接では必ず「結論」か話すようにしてください。
結論から言わないで理由などを説明されれると、「言い訳」をしている様な印象を持たれてしまいます。
また面接でよくあるのが、しっかりと丁寧に答えようとするがあまり、すごい話しの長い回答が帰ってくることがあります。
そこで練習する際にはまずは「結論」その後に「理由やエピソード」を言う癖をつけてください。
例えば学生時代に力を入れたことを聞かれた際に、
学生時代は「何よりも行動しながら考える」ことを意識して過ごしました。
留学先では言語も、環境も全てが新しい環境で、挫折しかけた時がありました…….
と結論から言うのと
学生時代ぼくは留学先でいろいろな挫折を経験しました。
その中で、自分から行動しないと何も変わらないということを実感し、次の日からとにかく行動しないと物事は解決しないと考えて…..
と遠回りに回答に近づいていくのとでは、最初に答えを言ってもらっている方が理解度しやすいですよね。
また理由やエピソードもそれを裏付けるための必要最低限のことを話す様に心がけてください。
話が長いと論理的に話す、自分の言葉で話すことが苦手だと捉えられてしまうことがあります。
シンプルに結論から話す癖を身につけよう
面接で嘘はつかなくて良い
面接の対策をしていると、同じ様な傾向の質問が何度もあり、即興であっても自分の持っているエピソードを自由に使える様になってきます。
そんな中でよりよく見せようと、嘘をつかないまでも、エピソードを盛って話すことができる様になってしまいます。
エピソードを盛るのはすぐに面接官にはバレますし、面接官が知りたいのはそのエピソードだけでは無くて「その中で何を考えてどう行動してきたのか」です。
面接では素直に自分のエピソードを話して、相手の質問にまっすぐに答える方が好印象になります。
嘘をついていないつもりでも、面接になるとつい見えを貼ってしまう場面があります。
例えば研究室に所属している場合に「〇〇の研究のプロジェクトをやった」というエピソードを話す際に、その研究は実際に自分が考えて始めたのか、先輩の代からの研究を引き継いで行っていたのか、と言った部分で、つい「自分で考えている」様な話し方になってしまうことがあります。
他にもバイトで売り上げを伸ばして色々施策を考えて売り上げが伸びたのは「自分だけの成果」でしょうか。
そういう部分は面接官はすぐに感じ取れることができるため、正直に話して、その中で自分が考えて行動したこと自体、に価値があるという様に考えてください。
論理的に話す癖をつけておこう
社会人になると「論理的に考えて話す」習慣が求められます。
常にお客様、相手がいるため、相手のことを汲み取って会話を行うからです。
そこで面接の際にも論理的に話す癖をつけておきましょう。
ここで一つ例を紹介します。
質問が与えられたら、この様に最初の方はその質問に対する出題者の意図を書き出してみましょう。
次に、その意図に合致する様な自分の引き出しを探します。
こうすることで、自分の回答が出題者の意図に沿って回答ができ、質問に合致するエピソードを話せる様になります。
ここまでできたら面接を繰り返し行おう
面接の練習方法のルールを理解することができたら、ひたすら質問と回答を繰り返していきましょう。
最初の方はしっかりと意図を汲み取って、回答を考えるというプロセスを紙やパソコンのメモに書き出しながら行うのも良いでしょう。
慣れてきたら少しずつ英語を話せる様になるのと同様に、スラスラ口から答えを言える様になってくるはずです。
ここまで対策をすることができれば、実際の面接では同様の質問が来ますし、新しい質問が来たとしても同じ思考法でスムーズに簡潔に答えを言うことができる様になるはずです。